MAX 7 サウンドプログラミング基礎6
p.237〜245
・loadbangオブジェクト
パッチを開くと同時に動作を開始したい場合や、初期設定を行いたい場合などには、loadbangオブジェクトが利用できる。loadbangは、パッチファイルが開かれたときにbangメッセージを送ることができる。
ダイヤルやスライダー等の数値は、その値を保存できないため、loadbangを繋いででおけば非常に役に立つ。
・loadmessオブジェクト
また、パッチが開かれた際に、アーギュメント内のメッセージや数値を出力するのが、loadmessオブジェクトである。
なお、Mac乃場合、アカウント設定のログイン項目にパッチファイルを登録しておけば、PC起動時に自動的にパッチが開かれ、loadbangによってプログラムの動作を開始することも可能である。
loadbang/loadmessを無効にした状態でパッチを開く方法としては、command+shiftを押しながらパッチファイルを開くことである。
・closebangオブジェクト
こちらは、パッチが閉じる時に出力をする。
・presetオブジェクト

presetオブジェクトを使用することで、パッチ内でのその場その場の保存しておきたい設定などを記憶させることが可能となる。
パッチをロックした状態で、shiftを押しながらprisetナンバー部分を押すと、現時点でのパッチ画面の設定がそのまま保存される。
また、特定の部分的なオブジェクトのみ記憶させておきたい場合には、その記憶させたいオブジェクトの第1インレットに、presetオブジェクトの第1アウトレットからのパッチを繋ぐ琴江、その他のものはpresetの影響を受けなくなる。
逆に特定のオブジェクトのみpresetを影響させたくない場合には、presetオブジェクトの第3アウトレットから、除外したいオヌジェクトのインレットに繋げばよい。
さらに、presetオブジェクトのインレットに数値を入力させると、preset番号として認識し、呼び出したいpresetを立ち上げることが出来、{store 数値}メッセージを送ると、その数値をpreset番号として現状を保存することができる。

・umenuオブジェクト
加えて、umenuオブジェクトを加えることで、各プリセットがどういった内容かをしるすことができる。
インスペクタ上で、editし、名称となる単語を半角スペースカンマ角スペースで続けて記入していくと出来るようになる。
そして記載された順番の番号がそのまま第1アウトレットから出力されるのであるが、この番号は0から始まるので、分かりづらい場合は[+ 1]オブジェクトを繋いで同じ数値が反映するようにしておこう。